社会福祉協議会は、これまで住民主体の福祉のまちづくりに取り組んできましたが、日々変化する環境の中で、少子・高齢化社会における地域での絆づくりなど新しい福祉のまちづくりが一層重要となってきております。
家族や地域における「つながり」が薄れつつある現在において、高齢者や子ども達、障がいのある人達など、地域に暮らす人々が地域を構成するかけがえのない一人として生活していくためには、すべての住民が住み慣れた家庭や地域の中で、お互いを思いやる心を持ち、共に助け合うことが大切です。そして、特定の人が特定の人を「支える」一方向の関係ではなく、「支え合う」双方向の関係を築き、その関係性を深めていくことを目的に、キャッチフレーズを「安心して暮らせる 地域ぐるみの まちづくり」と定めた玄海町地域福祉計画・地域福祉活動計画を平成25年3月に策定し、本計画に基づく活動及び事業を着実に実行する体制の強化が必要となりました。また、町補助金、委託金、介護保険、障害福祉サービス事業など補助金や制度の見直しにより、各事業において一層の厳しさが増しております。このため、見える地域福祉活動の充実、介護事業の経営基盤のさらなる強化、ボランティアの育成、子育て支援事業の充実強化を図っていきます。